大相撲の表彰式で、ひときわ印象的な光景がありました。
2場所連続優勝を果たした大関・安青錦(あおにしき)が、「君が代」を静かに歌っていました。
ウクライナ出身の力士でありながら、まるで日本人力士のように自然な姿。
その様子に「なぜ君が代を歌えるの?」「どんな人生を歩んできたの?」と関心を持った人も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 安青錦が君が代を覚えた理由
- 生い立ちと家族の物語
- 日本で相撲に挑んだ覚悟
など、彼の人柄と強さの原点に迫ります。
大関安青錦が「君が代」どのようにして覚えた?日本が大好き!|まじめで勉強家
安青錦が「君が代」を斉唱するのは、単なるパフォーマンスではありません。
そこには、日本で生きる覚悟と感謝の気持ちがありました。
来日当初は、日本語も文化もほとんど分からない状態。
それでも彼は、「日本で生活し、日本の国技である相撲を取る以上、日本のことを理解したい」と考えました。
そいう気持ちもあって、国歌である君が代を勉強し、口ずさめるようになったそうです。
周囲からは「とにかくまじめ」「何事も勉強するタイプ」と言われる安青錦。
相撲の技術だけでなく、日本の礼儀や言葉、歴史まで学ぼうとする姿勢が、あの堂々とした斉唱につながっているのではないでしょうか。
未来の金曜日日本への深い敬意が伝わってきます。
2026年大相撲初場所で優勝を決め花道を戻る時、付き人と涙を流しながら喜んでいた姿からも、安青錦がみんなから慕われている様子がうかがわれます。
また、優勝インタビューでは東西南北の客席に深々と頭を下げて、応援してくれた皆さんに感謝をしています。感動で涙が出ます。
・所属部屋:安治川(あじがわ)
・本名:ダニーロ・ヤブグシシン
・しこ名:安青錦(あおにしき)
・生年月日:2004年3月23歳 21歳
・出身地:ウクライナ
・身長:182cm
・体重:140kg
安治川部屋
場所:東京都江東区石島4-1
安青錦の生い立ち家族は?ウクライナ生まれ|今は家族と離れ離れ!
安青錦はウクライナで生まれ育ちました。
幼い頃からスポーツに親しみ、恵まれた体格と負けず嫌いな性格で、早くから頭角を現していきます。
しかし、彼の人生は決して順風満帆ではありませんでした。
2022年に両親と安青錦はドイツに行き、異母兄弟の兄は学業のためウクライナに残りました。
当時、安青錦はまだ17歳でした。
当時ウクライナでは18〜60歳の男性の出国が原則禁止となり、安青錦自身もそれに近い年になってきました。
そんな中、彼の心を支えていたのが「相撲」でした。
12歳のときに相撲の取組に感銘を受け、15歳で相撲の世界ジュニア選手権に出場するため初来日。
その後も相撲への思いを強めていきます。
「自分にできることは、相撲で結果を出すこと」
そう前向きに考えた安青錦は、18歳になる前、
ジュニア選手権で交流のあった関西大学相撲部主将(現コーチ)の山中新大さんを頼り、再び来日。
本格的に相撲の稽古に励むことになります。
「安青錦新大」の「新大」の名前は、「山中新大」さんへの恩返しと感謝のおもいで、この名前にしたそうです。
彼の決断を理解して応援してくれる家族の存在、日本で応援してくれる人たち、
それが、土俵に立つたびに安青錦の背中を押してくれる、何よりの原動力となっているのです。
安青錦なぜ日本に来て相撲?|18歳で夢を実現するため来日
安青錦が日本に来た目的はただ一つ、「本場・日本で相撲を取る」という夢を叶えるためでした。
言葉の壁、文化の違い、厳しい上下関係。
決して簡単な道ではありませんが、それでも彼は迷いませんでした。
相撲部屋での生活は想像以上に厳しく、
体力的にも精神的にも追い込まれる日々。
それでも逃げ出さなかったのは、
「この道を選んだのは自分自身」という強い覚悟があったからです
その積み重ねが、ついに大関昇進、そして2場所連続優勝という結果につながりました。
安青錦のまげが左に曲がっているのはなぜ?|右利きなのに?
取組中の大銀杏ではなく、オフのときのちょんまげ姿を見ると、まげが左に流れているのが分かります。
実は、ほとんどの力士は右に曲げているため、気づいた人には印象に残る特徴です。
結論から言うと、これには特別な意味や決まりはなく、
日本相撲協会にも、まげの向きに関する規定はないのです。
歴史を振り返ると、
ハワイ出身の元横綱・高見山が左利きだったことから、まげを左に曲げていたのが始まりとされています。
その後、ハワイ出身力士の間で一種の伝統のように受け継がれ、
小錦さん、曙さん、武蔵丸さんへと続いていきました。
安青錦の場合、右に曲がっている写真も確認されており、
本人はそれほど強いこだわりを持っていないのかもしれません。
よく見なければ気づかない小さなポイントですが、
こうした細部に目を向けると、相撲界の奥深さや面白さを改めて感じます。
まとめ|安青錦が「君が代」を斉唱するのは日本が大好きだから|人一倍の努力家
安青錦が君が代を斉唱する理由は、とてもシンプルです。
それは、日本文化に敬意を払い、日本と相撲を心から大切にしているから。
- 日本文化を学び続けるまじめさ
- 祖国と家族を思いながら戦う強さ
- 18歳で夢を追って来日した覚悟
そのすべてが、土俵の上の結果と、あの感動的な斉唱につながっています。
国籍を超えて、多くの人の心を動かす大関・安青錦。
大相撲初場所で2場所連続優勝を果たした大関安青錦は、2026年3月の大阪場所で綱取りに挑むことになります。



安青錦は、厳格な礼儀、品格、精神的成長を目指す国技の相撲道をよく理解しているのではないか。
大きな感動を与えてくれる安青錦に、これからも大きな声援を送りたいと思います。

